リバティ・ディストリビューター社(アリゾナ州チャンドラー)はチョコレート・バーなどの菓子をDVDプレーヤーや合板、エアコン用フィルター、ネコのトイレなどを売る小売店に卸すユニークな会社。取引先に食品店やコンビニはないが、チョコバーだけで昨年、850万本以上を売ったという。
ジム・シュワイカー社長は「食品店以外のさまざまな小売店に大きな衝撃と本業以外の利益をもたらした。こういう店にチョコバーを買いにいく人はいないが、帰るときにはほどんどの人が手にして出てくる」という。
コンビニなどに卸す大手の卸会社がこうした小売店と取引をしようとすると膨大なコストがかかる。だが、リバティは独自の在庫管理システムで、利益を上げることに成功した。
扱う商品はチョコレート菓子を中心に約600種。配送センターはまるで映画の「チャーリーとチョコレート工場」さながらで、自動コンベヤーの上を流れてくる商品を従業員が次々と箱詰めしていく。
1998年に設立された新興企業だが、成長率が高いことから投資ファンドも注目。ケーブクリーク・キャピタル・マネジメント社が発行株式の過半を取得、今後の設備増強のための資金調達を容易にしたという。
リバティの最初の取引先である自動車部品販売チェーンのCSKオート(フェニックス)は「菓子を置くことで、本業以外でも利益を上げられるようになった」と喜んでいる。
