宍粟市山崎町、県立山の学校の生徒たちが採ったクリを使い、芦屋市楠町の障害者通所施設「ワークホームつつじ」がケーキに仕上げ、一日、姫路市内で開催中の「姫路菓子博2008」会場で販売した。評判は上々で、約三時間で完売。両施設は「今後も協力し、山の収穫物でおいしいものを作りたい」と意気込んでいる。
山の学校は昨年、神戸市東灘区のホテルプラザ神戸で職業体験。また、ワークホームは同ホテルのパティシエ阿部忠二さんから製菓指導を受けていたことから、ホテルが二施設を結びつけた。
山の学校は昨秋、敷地内でクリを収穫し、約八キロを冷凍保存していた。ワークホームはこのクリを使い、阿部さんの手ほどきを受けてパウンドケーキ「マロンショコラ」に。クリのシロップ煮やホワイトチョコを混ぜ込み、まろやかな甘さに仕上げた。
販売は山の学校の生徒たちが担当。菓子博会場で、バニラ、抹茶、ココアの三種類を入れ、九十五個限定で売り出すと、客が次々に足を止め、三時間ほどで売り切れた。姫路市内から祖母と一緒に訪れた川内天馬ちゃん(5つ)は「クリがほくほくして、甘くておいしかった」と喜んでいた。
